23歳会社員一般男性のブログ

とにかく思いついたことを書いていきます。そのうち方向性が決まって、軸のあるブログになると思います。

人に損させるような仕事はしたくない



こんばんはヤマです。


昨日、高収入の保険会社に誘われても人を騙すようで、あまり入る気にならなかったということを書きました。

今日はそう思うようになったきっかけの出来事について書きたいと思います。


いきなりですが、私はクレジットカードの分割払いとリボ払いが嫌いです。なぜなら、手数料を取られるから(特にリボ払い)。クレジットカード会社は『とても便利なので分割払いやリボ払いを積極的に使いましょ!』みたいな感じで、使う人が損することを大して伝えず、使う側には利益しかないよう伝え方をしますが、結局会社側の利益が大きいことを知っているので、私は絶対に使わないと決めています。


そんな私ですが、大学4年生の時に新しくオープンしたホームセンターで発行しているクレジットカードの勧誘のアルバイトをしたことがあります。4日間限定の短期バイトで1300円という高時給に飛びつきました。

まずはバイトするにあたり、クレジットカード会社の方から研修を受けることになりました。


クレジットカードの申し込み書のチェック方法以外の研修内容はざっくりこんな感じ。


・年会費は初年度無料だが、2年目以降はかかる(しかし、一回でも買い物をすれば年会費がかからない)

・クレジットカードに入ってくれた人には商品券を1000円分渡す

・クレジットカードの申し込みの時に支払いをリボ払いに設定すれば、一括払いの2倍ポイントが貯まり、さらに1000円の商品券(合計2000円)を渡す

・ポイント還元率アップと商品券を渡すこと誘い文句にガンガンリボ払いを設定してほしい

・ちなみにリボ払いの設定は外すことも可能


この研修を受けた時点で『うわー、申込する人をエサで釣って、リボ払いに誘わなきゃいけないのかやりたくないな』なんて気分でした。

『でも、別にリボ払いにしなきゃ商品券もらえて申込した人は得するしいいか。』と自分に言い聞かせてアルバイトを行うことにしました。


バイト当日、『クレジットカードなんて年会費とかでほっといても金かかるし、作る人なんて大していないだろうな』と思ってたのですが、この予想が大ハズレ。

アルバイトが始まるとひっきりなしに、申込したい人がやってきて行列となりました。

『案外、みんな簡単クレジットカードを作っちゃうもんだな。』と思いつつ、申し込み方法の案内をしていきました。


そこであまりリボ払いを私は勧めたくなかったのですが、クレジットカード会社の社員の方から『リボ払い設定しろよ』というプレッシャーがすごかったので、一応案内してました。

すると、商品券1000円分のために、リボ払い設定にしようとする人が、クレジットカードを申し込む人の半数ほどいました。そこで私は社員の方に聞こえないように、『リボ払い外し忘れると手数料かかるので、絶対に忘れず外してください。忘れそうなのであれば、結果的に損するのでやめた方がいいですよ。』とリボ払い設定にしようとする人に伝えました。その説明を聞いて、リボ払い設定をやめる人もいましたが、『そんな説明どうでもいいから早く商品券くれよ』といった感じで聞く耳を持たず、リボ払い設定にする方も多数いて私はとても驚きました。


初日のバイトが終わった帰り道、一緒に同じバイトをやっていた友人に、『なんか商品券で釣ってリボ払い設定するのは、申し込みしてる人騙してるようでしんどいわ。』と私が伝えると友人は、『ただ、お前あれだけ説明してるんだから、好きで入ってるから気にしなくていいんじゃない?まあ時給良いし辞めるのはもったいないよ』と言われ、『それもそうだよな』と思い4日間辞めずにバイトを続けました。


ただ、4日間のバイトが終わってからも、『あのリボ払い設定した人たちはちゃんと外したかな?』ということが気になって仕方ありませんでした。

また、『クレジットカード会社の社員の人は、こんなことを毎日やって気持ち的に持つのかなー』なんて思いました。


このバイトを通じて、私の中には『相手を損させて自分が利益を取ることではなく、相手も自分も得をするような仕事をしていきたい』という気持ちが芽生えました。


そんな気持ちがあったため、社会人になってから、高収入の保険会社に勤めることを勧められても、あまりやる気にはなりませんでした。