23歳会社員一般男性のブログ

とにかく思いついたことを書いていきます。そのうち方向性が決まって、軸のあるブログになると思います。

生命保険に入ってすぐやめた

こんばんは。ヤマです。


昨年の6月に生命保険に入りました。そして10月に速攻でやめました。

今日はそのお話を。


私は昨年の4月に晴れて社会人となりました。

社会人になった時にいろんな不安を抱えていたのですが、その中でも『社会人になったし保険って入った方がいいのかな?』ということです。

なんとなく『もしものことがあった時に保険があれば助かるんだよなー』と思っており、『社会人になった以上自分の身は自分で守らなきゃ』なんて考えていたので保険に興味を持っていました。


また会社に入ってすぐ行われた研修についていけなくなり、『この会社で良かったのかなー。会社辞めたいなー。』なんて思っていました。


そんな時に、草野球を通じて知り合ったち別チームの監督の人(30代で保険会社勤務)から、『仕事で悩んでるなら相談乗るから今度飲み行こうよ!』というLINEが来ました。

どうやらチームメイトの1人が私の仕事に対する不安をその人に伝えてくれてたようです。

こんな機会は逃すまいと、即答でいきますと返事をしてその方と飲みに行くことになりました。

当日、仕事の悩みを打ち明けて、『まあまあ気持ちは分かるけど、まだ始まったばかりだし、しがみついて頑張れ。3年頑張ったらウチに来なよ。』と言って頂きました。

保険会社といえば高給取り!その方も年収は軽く4ケタを超えていると聞いていたので、これはラッキーだと思い、とりあえず今の仕事を頑張ろうと思えました!

そんなことがあった後に、再びその方から飲みのお誘いが。今度は交流のあった他チームの人も含め3人で飲もうとなり行きました。

登場人物を整理するとこんな感じ。


保険会社の方→Aさん

他チームの方→Bさん


そこでは野球の話で盛り上がったのですが、どうやらAさんはBさんのことを自分の会社に入ってよと誘ってる様子。その時、『3年頑張れば本当に保険会社に入れるかも!この人との縁は大事にしなきゃ!』と思いました。

そこからまた話が変わり、保険に入ってる?とAさんから聞かれました。

入ってないと答えると、積立型のやつなら貯金もできるし利率も銀行より高いよ。と言われ、ちょっと保険に興味を持ちました。その後、さらに勧誘はなくその日は解散。


するとまた6月辺りにAさんからLINEが。貯蓄型の保険に興味持ってたようだから今度詳しく説明するよーとのこと。保険に興味は持ちましたが、とりあえず金利がどのくらいつくか知りたくなり、『金利ってどのくらいですか?』と聞くと『月1万円積み立てて、年に11万円返ってくる感じ。貯金みたいにいつでも下ろせるし!』とのこと。

これはやらない手はないと、『今度説明お願いします!』と再び会って話を聞くことに。


『あのLINEで教えてくれた保険って具体的にどんなもの何ですか?』と聞くと、月々1万円の死亡保障のついた終身型の積立保険と言われ、詳しく説明を聞いてました。

すると、『65歳で払い込みが終わるけど、途中でやめると払い込んだ分より少ない金額しか返ってこないよ。』ということを言われました。私は内心『あれ?いつでも下ろせる貯金みたいなもんって言ってるけど、65歳までに解約すると元本割れすんじゃん。』と思いました。しかしそれでも『ただ、65歳まで払い込み終われば、利子がついて返ってくるし、もしものことがあれば払い込みの期間関係なく保険金が下りるよ。だから入りなよ。』と言われました。しかし、どうしても途中で元本割れすることが気にかかって、その日に契約は結びませんでした。ただ、『保険の払った分は所得控除になって、年末調整で税金が返ってくるよ。』ということも聞き、それはお得だなと思い、家に帰ってゆっくり考えることにしました。


LINEで聞いていた条件と違っていて、途中でやめたら損だなという思ったので、正直入るのは嫌だなーと思っていましたが、それまで二回の飲み会全ておごってもらい、ここで契約しないと3年後保険会社に入れることもなくなるだろう(給料明細を見せてもらい、月給が軽く3ケタなのを確認しました)なと思い、人との縁を結ぶためだと、契約することを決意しました。


契約することをLINEで伝えると、『じゃあまた会って、契約しよう。その後飲みに行こうか。』となり、契約をして、飲みに行きました。飲みの席でまた、『3年頑張ったらうちの会社誘うから来なよ。君なら余裕で3ケタの月収はいけるよ。』なんて言われました。


以前であればすごく喜ぶところなんですが、なんかモヤモヤしてスッキリしない気分でした。けれども、『月収3ケタなんて普通に仕事してたら無理だし、えげつないチャンスだよな。』と自分に言い聞かせて、モヤモヤした気持ちを抑え込んでいました。


しかし、やっぱり途中で解約して元本割れする商品を、『良いものですよー』といって勧める自信がなく、『そもそも家族もいない自分に、死亡保障のついた保険が必要なのか。けれども、ここで保険を解約したら勧めてくれたAさんの顔も立たないし、月収3ケタの話もおじゃんになるから、解約はよそう。』


そんな気持ちが4ヶ月ほど自分の中で、ぐるぐるうずまいていました。

そんな10月のある日、本屋さんでふと読んだ本に、『積立型の生命保険はいらない。手数料ががっつり料金に乗っている。なぜ、保険会社の人が高収入なのかを考えよう』と書いてあり、たしかにそうだなとその文章が腑に落ちて、保険の解約を決意しました。


解約の意思を契約を勧めてくれたAさんにLINEで伝えると、電話がかかって来て1時間ほど、保険をやめないように説得されました。そこまで粘られると、『きっと解約したらAさんに不利益があるんだな。ってことは自分にとっては利益なんだな。』と思い、ますますやめたくなり、保険会社のホームページから自分で解約をしました。


『解約したらきっとAさんから怒りのLINEが電話があるんじゃないか』と思っていたのですが、10月に保険を解約してから、今まで何の連絡もありません。怒りのLINEどころか、飲みの誘いも何も来なくなりました。

結局、Aさんは自分のことを社会人になったばかりで何も知らないから、簡単に契約が取れるカモとでも思われていたのかな。優しく仕事の悩みを聞いてくれたのも営業の一部だったのかなというのが、今の正直な気持ちです。

また、自分の営業商品に誇りを持てないなら月収3ケタになっても、人に勧めたくはないなと感じました。


契約中に合計で34万円の保険料を払い込みましたが、そのほとんどは返ってくることがなく、かなり損をしました。


しかし、この34万円は勉強料として、これからは自分のお金の使い方を考えなきゃいけないなと思いました。